能楽師 清水寛二
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清水寛二 SHIMIZU Kanji

能楽を基盤に走り続ける役者

金春禅竹のご紹介

7/9/2017

 
昨年から継続的に開催している「金春禅竹を読む」講座。
​
でも、そもそも金春禅竹って誰?

という方向けに、簡単ではございますがこちらで紹介させていただこうと思います。

​金春禅竹(こんぱるぜんちく)は室町時代中期(1405年~1470年頃)の能役者、能作者です。
能の流派の一つ、金春流の一座を率いて奈良を中心に活躍しました。
能作者としては、「芭蕉」「定家」「小塩」など夢幻能作品が有名です。
​能の大成者・世阿弥の娘婿でもあり、座は違えど禅竹は世阿弥に教えを求め、また世阿弥は禅竹に期待をかけていたと言います。世阿弥が晩年に佐渡へ流されても交流は続き、その頃の書状が現存しています。これは、講座初回でも取り上げました。

また、いくつもの能楽論書を記しています。
当講座ではそのうちの「歌舞髄脳記」と「六輪一露之記」を取り上げております。
「歌舞髄脳記」は能の風体論ですが、和歌を援用しているのが特徴です。
一方「六輪一露之記」は、禅竹の六輪一露説を表した絵図を仏教などの観点から解説するものです。
​禅竹の能楽論は世阿弥のものと比べ非常に難解で、とっつきにくい印象を持たれています。
​講師の表先生も頭をひねるほど!ですが、そのように奥深い世界だからこそ、講座では参加者の皆様と講師が一緒に探検し、時には壁に突き当たり、時には思いもかけない光を見つけたり・・・という楽しみがあるのかもしれません。
​
次回の「金春禅竹を読む」は9月3日(日)です。
​“六輪一露説”って何!?と思った方、能の背景を知りたい方、なんとなく金春禅竹が気になる方も。
皆様のご参加をお待ちしております!

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