能楽師 清水寛二
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清水寛二 SHIMIZU Kanji

能楽を基盤に走り続ける役者

師範を勤める、早稲田大学観世会の活動が東京新聞に紹介されました

4/20/2015

 
東京新聞2015年4月17日に、清水寛二が師範を勤める早稲田大学観世会(早稲田大学の学生による能楽サークル)の活動が取り上げられました。


<能楽>若き「和」を訪ねて 独特の動き習得に励む 2015年4月17日
 
 早稲田大学の能楽サークル「観世会」は戦後間もなく創設、七十年近い歴史を誇る。同会OBのプロ能楽師も少なくないが、現在は男性二人女性四人の計六人と少数で地道に活動を続けている。

 主な活動は自主公演をはじめ、他大学の能楽サークルとの共演、公立小学校での伝統芸能授業のボランティアなど盛んだ。毎年夏には三泊四日の合宿もある。神奈川県伊勢原市の大山阿夫利(あふり)神社の野外能楽殿のほか、公共施設のホールを借りて稽古に励む。

 会代表(幹事長)で教育学部三年の川島悠(ゆう)さん(21)はじめメンバー全員、能楽経験がない素人からのスタート。「日本で過ごしていながら、歌舞伎と狂言の区別すらつかず、自分は日本の文化について何も知らないと気付き、大学入学を機に伝統文化に関する何かを始めようと思ったのがきっかけ」と川島さんは話す。

 週二日、戸山キャンパスの地下にある能舞台が稽古場。見所(けんしょ)は狭いながら、本格的な能舞台がある環境は恵まれている。「詞章の意味も分からないまま一冊まる覚えのこともあり、能楽独特の体の使い方、すり足すら満足にできないことが多々あります」と特有の稽古に最初は部員全員が苦心する。

 同会を三十五年指導しているのはシテ方観世流能楽師でOBの清水寛二(かんじ)さん(62)。「正座を含めて、従来の日本人の生活に普通に合った動きを体現して日本文化を再認識してもらいたい」と話す。

 先月、年一回の自主公演が東京・銕仙会能楽研修所で行われ、他大学の賛助出演、清水さんの「楊貴妃」を含め「猩々(しょうじょう)」など連吟や仕舞を中心に二十三演目を約二時間半、上演した。

 プロの囃子方(はやしかた)と部員四人の地謡をバックに川島さんが「善界(ぜがい)」で華々しく締めた。「少しでも能楽の世界に興味を持ってもらえるように、日本文化の魅力を広めていきたい」と語る。

 清水さんは「無意識のうちに手元、膝の所作、空間をどう把握するか。稽古する中で人との協調性、忍耐、創造する喜びを学んでほしい」と見守る。
(ライター・小林泰介)

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